2010年12月10日 初版

その1.パソコン修理屋さん的におすすめのメーカー、機種ってありますか?

よくおすすめのメーカーを聞かれることがあります。
実は、国内メーカーだから安心というのは間違いです。

実際、修理に入ってきているパソコンの機種、メーカーや故障内容の統計を取って分かってきたことですが、用途別に以下のメーカー、機種がおすすめです。

「ネットの閲覧、メールのやり取り、Officeで文書等作成、ホームページ作成、SNS参加程度」の方
一番おすすめはPanasonic製ですが比較的高いのが難点です。もう少し安いのというのであれば東芝Dynabookのうち、GeForceを搭載していない機種でしょう。また、Sony製も比較的オススメできます。
(パソコンで昔から有名な国内の某2社の名が出ていませんが、最近の家庭向け機種は出来が悪いです。)

「バリバリネットゲーム(特にモンハンやFF14などの3D)がしたい」方
「Adobe Photoshop、Illustrator、Premireや動画加工、エンコードを主とする」方

この用途の方は自作機か有名メーカーのデスクトップ機を買ってください。常にCPUやグラフィックチップが高負荷となり、熱が大量発生します。どのようなノートパソコンであってもこの熱の処理は困難です。結果、以下のようなネットゲーム対応を唱ったノートパソコン機種ではグラフィックチップ焼損による故障で結構高額の修理となっています。(しかも再発しやすい
DELL XPSシリーズ、東芝 QosmioのGeForce搭載機種、Sony VAIOのGeForce搭載機種

当店にご相談いただければ、新品・中古・自作問わずおすすめの機種を格安でご用意致します。


その2.RAID5は安全か?

最近、NASを中心に安価なRAID対応外付ハードディスクやケースが販売されています。その中には「RAID5対応だから安心」と書いている商品も少なくありません。
しかし、実はRAID5はあまり信頼できません。その理由は以下のとおりです。

1.「1台故障までならデータは無事」の罠
よくRAID5は1台故障しても残りのハードディスクが無事ならばデータは無事と言われていますが、実際はそのHDD1台故障からデータ消失に至る事が非常に多いのです。よくある例は

壊れたハードディスクを新品に入れ替えてデータの再構成(リビルド)していたら、別のハードディスクが壊れてしまった。
基本的にRAIDは同じメーカーの同型のハードディスクを使用して作成します。当然メーカーでは同時期に作られた同じロットのハードディスクを使います。(わざわざ別々のハードディスクを詰める理由がありません)また、故障ハードディスクと同じ時間使ってきたわけですから同時に故障してもおかしい話ではありません。
決して4台使っているから寿命が4倍ではありません。(4倍どころか1台でも壊れたら不味くなる以上、1台の時よりも故障しやすい計算になってしまいます)

2.RAID5は停電に弱い
これはUPSの導入でなんとかなる問題ですが、データの書き込み時に突然停電に巻き込まれた場合、各ハードディスクに中途半端なデータが書き込まれRAID崩壊状態になってしまうケースが多いです。
一番怖いのはHDDの故障よりもRAID崩壊です。データ救出に出す以外の方法がなくなります。

3.RAID5の意味が無いNASのファーム仕様
これは事実なので報告しますが、アイオーデータのHDLシリーズの救出を担当した際気づいたことですが、このシリーズではRAIDが崩壊した場合、ハードディスク内のデータを全消去しないと復旧できないのです。
無常の表示

Buffaloやアイ・オー・データ機器のRAID5 NASは意外にも論理故障を起こしやすい傾向にあり、当店的にはおすすめできません。(Buffalo、アイ・オー・データ機器が多いのでこう書きましたが、RAID5のNAS製品全般的におすすめできません。

もし、共有のハードディスクが欲しいならば、RAID1かハードディスクが単体構成のNASを用意し、別途定期的に外付けハードディスクでバックアップするのがおすすめです。

予算に余裕のある場合は、OSとデータ保存用のハードディスクを別にする構成でサーバーを組み上げ、設置したほうが良いです。(OSを別にしたのは、OSが入っているドライブの負荷が高く、寿命が短くなるため、OS用ハードディスクが壊れてもデータは保護されます。ただし、念の為に定期的な別の外付けディスクへのバックアップも合わせて行なったほうが良いでしょう。)

ピーシーアシストAIZUでは、このようなサーバーの作成、設置も承ります。まずはご相談ください。

また、RAID5 NASのデータ救出も承ります。実際に救出実績あります。ご相談ください。